食べチョク開発者ブログ

食べチョクエンジニアによるプロダクト開発ブログ

バナー作成をデザイナー以外でも作成する運用をはじめました

こんにちは。松久です。

キャンペーン、ニュースリリース、LINE など様々な場面で使われる画像は、デザイナーのみが制作していました。デザイナーだけで制作するには限界があり、作成の一部をデザイナー以外でできるようにする取り組みを行っているお話です。

画像を作成することが増えてきた

いろいろな施策が実施される体制になり画像の作成数が増えてきました。 急ぎの画像作成も増加し、一ヶ月間で UI 以外のデザイナーの取り組みの半分が画像作成になっていることもあります。 種類、目的が複数種あり、以下のような画像を作成しています。

  • サイトトップのバナー
  • ニュースリリースの画像
  • LINE のリッチメッセージ
  • LINE のリッチメニュー
  • 各種広告
  • メルマガ

キャンペーンとなれば、これらの画像の作成が必要となります。 キャンペーンではなくても、普段の運用でも必要となる時があり、デザイナーでは作成しきれない量が発生している状態です。

発生した問題

デザイナーだけでは作成しきれないため、いくつかの問題が発生しました。

  • 開始したいタイミングに間に合わない
  • 制作期限がはっきりしているので他の施策よりも優先順位が上がり、プロダクトについての施策の優先順位が下がる

そこで、マーケティング担当の方や、いくつかの部署の方に画像を作ってもらうことにしました。問題の一部は解決しましたが、新しい問題が出てきました。

  • 様々な人が様々なツールで作成しているため共通した色などの管理が困難
  • いろいろな「食べチョクらしさ」が発生する
  • デザイナーに画像制作に関する質問や、確認依頼がくるが、急ぎの話になる(確認しきれない・作ったほうが早い)

これらの問題解決のため、デザイナーチームであらかじめ Figma でテンプレートを作り、テキストや画像の差し替えを各担当者にしてもらう体制に移行をはじめました。

Figma でテンプレートを用意した

最初から、全種類の画像のテンプレートを作ることは難しいので、定型があるところから作り始めました。

ツールは Figma にしました。

  • 担当者に edit 権限があったこと
  • デザイナー側で共有している色のライブラリーなどがそのまま使えること

今回は、Figma の edit 権限を持っている人がマーケティングチームにいたので、そこから今回は始めることにしました。 Figma から始めることで、デザイナーがすでに共有している色のライブラリーなども使うことができ、試すための敷居は低めでした。

テンプレートを用意して、担当者に説明をして調整をして運用に進んでいます。

Figmaで用意したテンプレート

おわりに

問題が 0 になったわけではなく、Figma について知ってもらう必要や、edit 権限を持つ人を増やす取り組みも必要そうです。運用していくなかで見つかる問題にも対応を続けていく予定です。

今後もいろいろな取り組みで、個々のデザイナーの力をより発揮できる組織になり「食べチョク」の改善に向き合っていきます。