みなさま、お久しぶりです。QA エンジニアのujeです。 今回、テスト改善チームの活動が一段落したので総集編としてこれまでの取り組みを振り返ります。 改善チームの始まりはこちらの食べチョクの自動テスト改善活動 〜これまでとこれから〜をお読みください。
現在、チームは目標達成を契機に 10 月末で解散となり、メンバーは食べチョク開発業務に集中しています。
私を含めて 8 名で食べチョクの開発業務も並行だったので、1 人あたり週に数時間の作業時間でした。 そのため、少しずつの活動にはなりましたが多岐に渡って遂行できたと感じています。
ここではその成果一覧とその時のブログ記事をまとめました。
成果
- RSpec カバレッジ率
- カバレッジ率の集計が手動から自動に改善 RSpec 実行時のレポート情報をクエリで可視化する
- Controller のカバレッジ率が 67% から 81% に改善 テストのカバレッジをコツコツ上げた話
- 全体のカバレッジ率が 74% から 80% に改善
- テスト実行時間
- テスト実行時間の集計が手動から自動に改善
- テスト実行時間が平均 13 分 17 秒から平均 4 分 45 秒に改善 食べチョクの自動テスト実行速度を 2 倍以上速くした
- 未使用コード
- 現在使われていないコード精査、一部削除が行われた
- ブログ
- 記事をチームで 5 本執筆(本記事を含む)
4 月〜10 月の半年間でしたが、形骸化せず目標を達成できたので上手くいったチームになったかなと感じています。 自分なりにですが次の項目では上手くいった要因について振り返って見たいと思います。
チームが上手くいったと考えている要因
メンバーが改善活動に対して意欲的だったこと
- 改善した方が良い箇所という意見出しを実施してから、テスト改善について重要だと感じているメンバーに集まってもらったので意欲が高かった
ミーティングが意味あるものだったこと
- ミーティングは「レビュー」→「レトロスペクティブ」→「プランニング」を短時間で進めて意思決定を重視した設計していた
- メンバーからもらった意見は抽象化して議題にしてやった方が良いものはプランニングで取り入れていった
目標の設定ができていたこと
- フワッとしたまま進めないことを前提に、まずは目標を数値を出す部分を対応した
- 数値の取得が可能になったら最終目標を設定した
- 目標に対して毎週どれくらいで達成できるか週次目標を算出していた
筆者個人が特に重要視していた点
「チームを動かすこと」「チームが意思決定しやすいように自身が動くこと」の 2 点です。
冒頭でもお話ししたとおり改善チームは食べチョク開発と並行した改善チームだったのでみんな本来の開発業務があります。
そのため、そちらが優先となりどんどん作業が後ろ倒しになって形骸化してしまう といった結果にならないよう注意していたことを箇条書きにしてみました
- 重要視していたこと
- ミーティングの準備、ファシリテーションなどを担当
- 必ずネクストアクションを作る
- 数値目標を作る
- 締め切りを決める
- 次ミーティングまでに出してほしいアウトプットや資料を提示して記載してほしい場所に誘導する
- 1 施策にたいしてなるべく担当を 2 名アサインする
- 問題が提起された場合や上手くいってないと感じたら早めの変更をする(ミーティングや進まない要因の解決を図る)
振り返ってみると筆者自身は毎週何かしら運営関連するアクションを取っていたように思います。 一番良くないのは、動かないことで忘れられてしまうことだと思っていたので、Slack で細かく発信していたように思います。
最後に
正直、かなりメンバーの意欲的な部分に助けられたと実感しています。一番早く業務が進むときって心のどこかに安心感や連帯感があることだと思ってます。 また私自身も次も同じようにいくとは限らないです。新しい改善チームを運営する場合は、手を変え品を変え試していく意識を大事にしていきます。
改善が新しい改善を呼び、結果として開発やお客様にとって安定したサービスになるよう尽力していきます。
最後になりますが食べチョクでは仲間を募集しています。 ご興味がある方は是非、RECRUITからご応募ください。