食べチョク開発者ブログ

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デザイナー同士で行う3つのミーティング設計

こんにちは。食べチョクの松久です。

今回は、デザイナーの活動を支えるミーティングをどうやっているか紹介します。デザイナーが関係するミーティングは3つあり、それぞれのミーティングの目的を説明していきます。

プランニング・交通整理

月・水・金曜日に施策の整理をしています。1回 30分程度です。

デザイナーが行うことは、ユニットに所属する施策以外にも、マーケティングや広報など他の部署・組織と一緒に行う施策があります。そこで、施策の状況の確認や、新しい施策の話について確認する必要があります。

施策は全て、GitHub issue に記載され、GitHub Projects にある ボードで管理をしています。ボードを見ながら、進捗の状況や新しい施策の対応を決めます。

デザイナーのGitHub Projectsの様子

さまざまな施策があり、人数に限りがあるのでどうしてもアサイン(割り当て)をすることになっている問題があります。理想としては issue を読み、施策に自発的に取り組める状況が理想ですが、まだたどり着いていない、というのが現実です。

Designer Team Discussion

「Designer Team Discussion」という名前でカレンダーに登録していますが、堅苦しくはなく、ざっくばらんに話すための時間を、毎日1時間とっています。 話していることは下記のようなことです。

  • 取り組んでいる施策の UI について相談(雑なデザインレビュー)
  • デザイン界隈の話題( Figma のアップデートとか )
  • 最近の困ったこと、良かったこと
  • 雑な話

です。

色々な施策があり、1ユニットに複数のデザイナーがいるのは少ない状況なので、一人で抱え込まないように「定期的になんでも話せる時間があること」を大切にしています。そのため、これといって議題は決めていません。決める時もあるのですが、決めたら決めたで議題について、話せない時もあります。ここは改善の余地があるところです。

コミュニケーションの場でもあるので、デザインとは全然関係ない話になることもありますし、Figma などツールの話になることもあります。例えば下記のようなことを話しています。

  • 写真素材のダウンロード履歴が美味しそうな写真だらけで困る
  • いわき市に良さそうなゲストハウスがあるので、ワーケーションにいいのでは?
  • Figma でマスターデーターを管理し続けるのは現実的か?

などです。

このミーティングで話したことを「📝🍵🍡」という絵文字をつけて、Slack のデザイナーのパブリックなチャンネルにメモをしています。メモなのでツッコミは歓迎です。 ここで話したことから、業務の改善できそうなことを見つけて、取り組むこととして esa にまとめて、時々対応しています。具体的には、印刷物に関する資料をアップデートしたり、デザインシステムのアップデートをしたりしています。

Monthly Update

プロダクトチームと呼ばれる組織にデザイナーは所属しています。この組織では「Monthly Update」というミーティングが、月1回あります。この時に合わせて、この一ヶ月間で何を取り組んだか?確認しています。

このMonthly Update実施前にデザイナーで何を取り組んだのか成果を確認をするミーティングをしています。何を取り組んだのか確認するのと一緒に下記のようなチェックリストを実施することにしました(議事録は esa で管理しています)。

- [ ] Figma のアカウントの確認
- [ ] 📝🍵🍡 のリスト確認
- [ ] スタイルガイドの進捗確認

Figma のアカウント管理・確認は定期的に行う必要があるので月一のイベントは都合が良かったです。

デザイナーの成果を確認するのですが、書き出してみるのは時間がかかります。時間はかかるのですが、自分たちで何をしたのか?どんな成果だっけ?を確認する時間は必要だと思っています。ただ、確認しきれないこともあり、改善が必要です。

おわりに

ご紹介したミーティング以外に、1on1 や、プロダクトチームの定例ミーティング、全社でのふりかえりなどがあり、ミーティングは少なくありません。 ミーティングは、効率的に目的を持って行えるのが理想です。ただ、デザイナーが複数人いる状態になってまもないので、デザイナー間でのコミュニケーションを目的としたミーティングをしています。そのため、全体として少し多めの状態が続いています。

今回、半年ぐらい運営した結果を書き出してみることで、変えたほうが良い点に気づくこともできました。

今後もいろいろな取り組みで、個々のデザイナーの力をより発揮できる組織になることで、「食べチョク」の改善に向き合っていきます。